穀物運搬船(読み)こくもつうんぱんせん(その他表記)grain carrier

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「穀物運搬船」の意味・わかりやすい解説

穀物運搬船
こくもつうんぱんせん
grain carrier

米,小麦大麦,大豆など穀物や類似品をばら積みで運搬する専用貨物船。包装省略,ポンプ使用による積込み,荷揚げのスピード化など,高度経済成長期の運送需要の変化に伴って,穀物の効率的な大量輸送方式が求められたため,在来の船になかった倉内構造をもつ船として開発されたもの。中甲板を除いて単層倉として,倉底を三角にして穀物の流動性に合せ,さらに傾斜のついたショルダータンクで積載量を補うようになっている。いわゆるばら積船 (バルクキャリアー,バルカー) の一種

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む