穆穆(読み)ぼくぼく

精選版 日本国語大辞典 「穆穆」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ぼく【穆穆】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. むつまじいさま。なごやかで親しいさま。
    1. [初出の実例]「家に在て家門穆々」(出典:慈雲短篇法語(1804))
    2. [その他の文献]〔書経‐呂刑〕
  3. うやうやしいさま。敬いつつしむさま。
    1. [初出の実例]「四門穆々、多士済々」(出典:性霊集‐六(835頃)弘仁太上奉為桓武皇帝講御札法花経達)
    2. [その他の文献]〔詩経‐周頌・雝〕
  4. 美しく威儀のあるさま。
    1. [初出の実例]「済々周行士、穆々我朝人」(出典:懐風藻(751)元日〈藤原史〉)
    2. [その他の文献]〔書経‐舜典〕
  5. 静かなさま。〔揚雄‐河東賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「穆穆」の読み・字形・画数・意味

【穆穆】ぼくぼく

奥ゆかしく立派なさま。〔詩、大雅文王〕穆穆たる王 於(ああ)緝煕(しふき)して止す

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