穴場新村(読み)あなばしんむら

日本歴史地名大系 「穴場新村」の解説

穴場新村
あなばしんむら

[現在地名]新湊市七美しちみ新堀しんぼり

柳瀬新やなぜしん村の東に位置し、西を鍛治かじ川が流れる。東は野寺新のでらしん村。村立ての時期は明らかでないが、中野新なかのしん村・八島新やしましん村・野寺新村と同じく寛永(一六二四―四四)頃であろう。村名は神明宮付近をかつて古穴場ふるあなばと称したことにちなむといわれる。明暦二年(一六五六)の村御印留に村名がみえ、寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高二五二石、免二ツ二歩(三箇国高物成帳)。安永七年(一七七八)の高二七三石余、百姓一四・頭振一〇(「村鑑帳」大久保家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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