穴太流(読み)あのうりゅう

精選版 日本国語大辞典 「穴太流」の意味・読み・例文・類語

あのう‐りゅうあなふリウ【穴太流】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。天台密教十三流の一つ行厳弟子で、比叡山麓の穴太(あのう)に住んでいた大慈房聖昭が、行厳より仏頂流を受け継ぎ、院昭より智泉流を伝え、この両流を統合して樹立
    1. [初出の実例]「一には穴太(アナフ)流、此は院尊闍梨を元祖とす。穴太の聖照闍梨の一流なり」(出典:山家正統学則(1794頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android