空かす(読み)スカス

デジタル大辞泉 「空かす」の意味・読み・例文・類語

すか・す【空かす】

[動サ五(四)]《「透かす」と同語源》(「腹を空かす」などの形で)空腹になる。「子供がおなかを―・して待つ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空かす」の意味・読み・例文・類語

うつ‐か・す【空かす・虚かす】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「うつける」の他動詞形。「かす」は接尾語 ) 中身をからにして、空疎なものにする。うつかかす。
    1. [初出の実例]「屠は刳(くゎ)也、えりうつかすことぞ」(出典:玉塵抄(1563)一七)
    2. 「木魚の板もふる寺で打つこともないほどに、秋虫がむしばんでうつかすぞ」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)一〇)

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