日本歴史地名大系 「空町」の解説 空町そらざやちよう 広島県:広島市中区空町[現在地名]中区寺(てら)町・本川(ほんかわ)町三丁目・十日市(とおかいち)町二丁目武家町の鷹匠(たかじよう)町の北に続く筋で、東は本川(太田川)に臨む。町の西裏は寺町。町名は町の南の西側に空鞘社の鎮座することによる。新開組に属した。「知新集」に町間数二丁二八間五尺七寸五歩、竈数一一六(本竈三八・借竈七八)、人数四五一(男二二四・女二二七)、うち本道医一人、茅葺・紺屋各二人の職人を記す。この付近の本川は空鞘川とよばれるが、対岸の広島城郭西側に元和九年(一六二三)より常船渡が始められ、今戸(いまど)渡とよばれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by