空転(読み)クウテン

デジタル大辞泉 「空転」の意味・読み・例文・類語

くう‐てん【空転】

[名](スル)
車輪などがむだに回転すること。からまわり。
何の成果もないまま、物事がむだに進行すること。「国会審議が空転する」

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精選版 日本国語大辞典 「空転」の意味・読み・例文・類語

くう‐てん【空転】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 車輪や機関などがむだに回転するだけで、必要な働きをしないこと。からまわり。
    1. [初出の実例]「速力は今ではもう推進器の空転の危険から、殆んど三哩位に減じられて」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉二)
  3. ( 比喩的に ) 何の結果、成果も生じることなく、物事が進行すること。
    1. [初出の実例]「多くのものは、観念が先き走ったり、空転したり、あるひは他人の作った観念をそのままに襲用したりする」(出典:文化と政治(1941)〈津久井龍雄〉文化について)

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