突出者(読み)つきだしもの

精選版 日本国語大辞典 「突出者」の意味・読み・例文・類語

つきだし‐もの【突出者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仲間から突き出された者。仲間はずれにされた者。のけ者。
    1. [初出の実例]「皆城内に入ければ、お通一人が突出(ツキダ)し者」(出典浄瑠璃・本朝三国志(1719)二)
  3. 罪を犯して奉行所へ突き出される者。
    1. [初出の実例]「突出しものとなるむかしよりして志津か嶺の七本突出しは手柄者と誉れと」(出典:洒落本・一騎夜行(1780)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android