立たす(読み)タタス

デジタル大辞泉 「立たす」の意味・読み・例文・類語

たた◦す【立たす】

[連語]《動詞「た(立)つ」の未然形尊敬助動詞「す」》お立ちになる。
皇子みこみこと馬並めてみ狩り―◦しし」〈・四九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立たす」の意味・読み・例文・類語

たた‐・す【立す】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「たつ(立)」の未然形に、尊敬の助動詞「す」の付いたもの ) お立ちになる。
    1. [初出の実例]「をとめの 寝(な)すや板戸を 押そぶらひ 我が多多勢(タタセ)れば」(出典古事記(712)上・歌謡)

たた・す【立】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 立つようにさせる。
    1. [初出の実例]「言訳しても返らぬこと、いにはがなうて得立たずは、立たしてくれんと立ちかかるを」(出典:浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)三)

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