立ち柧棱の(読み)タチソバノ

デジタル大辞泉 「立ち柧棱の」の意味・読み・例文・類語

たちそば‐の【立ち柧棱の】

[枕]ソバノキの実が小さく少ないところから、「実のなけく」にかかる。
さば―実のなけくを」〈・中・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「立ち柧棱の」の意味・読み・例文・類語

たちそば‐の【立柧&JISEB8E;の】

  1. 植えてある柧棱木(そばのき)の意で、この木の実が小さく少ないところから、「実の無けく」にかかる。
    1. [初出の実例]「前妻(こなみ)が 肴(な)乞はさば 多知曾婆能(タチソバノ) 実の無けくを こきしひゑね」(出典古事記(712)中・歌謡)

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