立ち竦む(読み)タチスクム

デジタル大辞泉 「立ち竦む」の意味・読み・例文・類語

たち‐すく・む【立ち×竦む】

[動マ五(四)]
恐ろしさや驚きなどで、立ったまま動けなくなる。「事故現場を目撃して―・む」
身動きしないで、立ちつづける。
「腰痛きまで―・み給へど」〈宿木

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精選版 日本国語大辞典 「立ち竦む」の意味・読み・例文・類語

たち‐すく・む【立竦】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 身動きもしないで、じっと立ち続ける。
    1. [初出の実例]「やうやう腰いたきまでたちすくみ給へど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)
  3. 立ったままの姿勢で、体が動かなくなる。驚きや恐怖などで、立ったまま動けなくなる。
    1. [初出の実例]「しかるに、火をともし、太刀をぬき、目をみはりて、各々たちすくみて」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一〇)

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