立体聴覚(読み)りったいちょうかく(その他表記)stereophonic hearing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「立体聴覚」の意味・わかりやすい解説

立体聴覚
りったいちょうかく
stereophonic hearing

両方の耳で音を聞くと,その音の発した方向および位置を認識することができる。聴覚系のこのような作用を立体聴覚という。立体聴覚は,1つの音源から来る音がそれぞれの耳に到達するまでの時間の差,音の強さや位相の差などの情報が,中枢神経系の統合作用で処理されることによって成り立つといわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む