日本歴史地名大系 「立合町」の解説
立合町
たちあいまち
[現在地名]津市南中央
町名について「草蔭冊子」に「昔時米相場の立合所ありしを以て、此の名ありと云ふ」とあるが、米相場立会所が存在した形跡はなく疑わしい。岩田組大庄屋川北清右衛門から、津町年寄伊藤又五郎へ提出した享保七年(一七二二)五月一〇日書状(津市史)に「年久敷儀、殊に立合町は岩田村の内にて、追々に家建申候故、何十年以前より建初候哉、慥成儀難知候」とあり、徐々に家並がそろっていった様子がわかる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報