軒並(読み)ノキナミ

デジタル大辞泉 「軒並」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「軒並」の意味・読み・例文・類語

のき‐なみ【軒並】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある家と別の家とが、軒を接していること。また、その家。隣りどうしである家。隣家。のきならび。
    1. [初出の実例]「いつの間にか八郎兵衛を聟にして、軒(ノキ)なみの三郎兵衛を馬鹿にさっしゃるの」(出典歌舞伎彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)序幕)
  3. 多くの家が軒を接して建ち並んでいること。また、その家々。家並み。転じて、まわりの家々。界隈。のきならび。
    1. [初出の実例]「山風の空ふきはらふたえまより軒なみしろきさみだれの空」(出典:柏玉集(1527頃))
  4. ( 隣接するものが全部の意で、副詞的にも用いる ) どこもかしこもみな。また、どれもこれもみな。
    1. [初出の実例]「お廻りさん自身が軒並お勝手口から訪問して、台所の上げ板を上げさせ」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉大正十年歳晩記)

のき‐ならび【軒並】

  1. 〘 名詞 〙
  2. のきなみ(軒並)
    1. [初出の実例]「軒並(ノキナラヒ)の壁なんどふすぼり燋」(出典:私聚百因縁集(1257)九)
  3. のきなみ(軒並)
    1. [初出の実例]「呉服町の肴棚かりて、上々吉諸白の軒(ノキ)ならびには出しけれ共」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)二)

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