デジタル大辞泉 「家並」の意味・読み・例文・類語 いえ‐なみ〔いへ‐〕【家並(み)】 [名]1 家が並んでいること。やなみ。「古い家並みの続く旧街道」2 家ごと。軒並み。戸ごと。副詞的にも用いる。「この一帯は家並み空き巣にやられた」[名・形動ナリ]よその家と同じ程度であること。また、そのさま。世間なみ。「是もって―にて候」〈咄・きのふはけふ・下〉[類語]家並やなみ・軒並み や‐なみ【家並(み)/屋並(み)】 1 立ち並んでいる家。また、その並び方。いえなみ。2 家ごと。また、どの家もみな。軒並み。「―に配って歩く」[類語]家並いえなみ・軒並み 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「家並」の意味・読み・例文・類語 いえ‐なみいへ‥【家並】 〘 名詞 〙① 家々が並んでいること。やなみ。[初出の実例]「いへなみこそおほきに」(出典:御伽草子・まんじゆのまへ(室町時代物語大成所収)(江戸初))② 家ごと。毎戸。かどなみ。[初出の実例]「なら中家並に人夫出」(出典:多聞院日記‐天正一四年(1586)七月一九日)③ ( 形動 ) 他の家と同じくらいであること。また、そのさま。世間なみ。[初出の実例]「学者は万人に一人、愚者はいへなみなれば、こころうべき事なりとぞ」(出典:御伽草子・一尼公(つれなしの尼君)(室町時代物語大成所収)(室町末)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例