立虫神社(読み)たちむしじんじや

日本歴史地名大系 「立虫神社」の解説

立虫神社
たちむしじんじや

[現在地名]斐川町併川あいかわ

神立かんだち北西に位置する。五十猛命・大屋津姫命・津媛命を祭神とし、旧村社。「出雲国風土記」の出雲郡立虫社、「延喜式」神名帳の立虫神社、「雲陽誌」の神立明神に比定される。境内万九千まんくせん神社がある。全国の一万九千柱の神々がこの社に集座するので万九千神社といい、旧暦一〇月一一日から「おいみ」が始まり、一七日から杵築大社(出雲大社)佐太さだ神社(現鹿島町)、当社の順で神様が移動される(雲陽誌・阿宮郷土読本)。現在は一〇月一〇日出雲大社で神迎え神事があり、一六日まで神議が行われ、翌一七日には佐太神社へ向かう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android