竜飛村
たつぴむら
[現在地名]三厩村宇鉄 竜飛
津軽半島の最北端、日本海に突出した竜飛崎の付根にある。この崎には道らしい道が通じていなかった。天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字の「滝浜」に比定され、正保二年(一六四五)の津軽郡之絵図に「たつひへ」と小泊村(現北津軽郡小泊村)からの航路に記入されている。
菅江真澄の「外が浜つたひ」に次のようにある。
<資料は省略されています>
嘉永三年(一八五〇)の松浦武四郎の「東奥沿海日誌」によれば、次のように行路の困難さが物語られる。
<資料は省略されています>
明治初年の「新撰陸奥国誌」によれば、上宇鉄から東風泊・鐇泊・土場ノ沢を経て「蚊柱まて五十間。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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