端た者(読み)はしたもの

精選版 日本国語大辞典 「端た者」の意味・読み・例文・類語

はした‐もの【端者・半者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 召使いうち中程度身分の者。それほど身分の低くない召使いの女。はした。また、後世は広く召使いの女についてもいう。はしため。
    1. [初出の実例]「若くよろしき男の、げす女の名よび馴れていひたるこそにくけれ、〈略〉はした者・わらはべなどは、されどよし」(出典:枕草子(10C終)五七)
  3. はしじょろう(端女郎)
    1. [初出の実例]「はした物を、借てくださりませい」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android