端女郎(読み)ハシジョロウ

デジタル大辞泉 「端女郎」の意味・読み・例文・類語

はし‐じょろう〔‐ヂヨラウ〕【端女郎】

江戸初期、階級最下級遊女見世女郎つぼね女郎
「―は鹿恋かこひより下、見世女郎と言ふなり」〈浮・御前義経記・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「端女郎」の意味・読み・例文・類語

はし‐じょろう‥ヂョラウ【端女郎】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代下級の遊女。局(つぼね)女郎。見世女郎。はしつぼね。はしばいた。はしたもの。はしたじょろう。
    1. 端女郎〈人倫訓蒙図彙〉
      端女郎〈人倫訓蒙図彙〉
    2. [初出の実例]「あれに見えける上らうはこうしの君と申けり。これをばはし上らうと」(出典:仮名草子・色音論(1643)下)

はした‐じょろう‥ヂョラウ【端女郎】

  1. 〘 名詞 〙はしじょろう(端女郎)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android