競上げる(読み)セリアゲル

デジタル大辞泉 「競上げる」の意味・読み・例文・類語

せり‐あ・げる【競(り)上げる】

[動ガ下一][文]せりあ・ぐ[ガ下二]競売で、買い手が入手しようとして値段をつり上げる。「互いに譲らず値を―・げる」

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精選版 日本国語大辞典 「競上げる」の意味・読み・例文・類語

せり‐あ・げる【競上・糶上】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]せりあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 せり売りで、買い手が、その品を入手しようとして、品物の値段を上げる。
    1. [初出の実例]「背に杖を握る花けし〈波麦〉 古道具五厘五厘とせり上て〈同〉」(出典:俳諧・末若葉(1697)上)
    2. 「一両でも高う売らうと、競り上げるのは、官も慾が深すぎる」(出典:太政官(1915)〈上司小剣〉五)

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