笑路城跡(読み)わろうじじようあと

日本歴史地名大系 「笑路城跡」の解説

笑路城跡
わろうじじようあと

[現在地名]亀岡市西別院町笑路

旧池田道の法貴ほうき峠を登りつめた笑路の標高四一四メートルの山頂にあり、街道を見下ろす要衝にある。

城の名称は文献によって様々であるが、「松尾ノ城」(慶長一九年六月二八日付「遺書」長沢陽四郎家蔵文書)とみえるのが最古のようで、その後、「松尾山堡」(寛政八年「丹東城塁記」永光家蔵)、「松尾城」(享和三年「丹波志桑船記」)、「松尾山古城」(桑下漫録)、「松尾之城」(嘉永六年長沢幸家蔵文書)、「松尾之砦」(安永年間の横河ふみ家蔵文書)などと記される。

城主は、丹東城塁記に「長沢因幡守保于焉、天正年中廃」とあり、城主の跡を引く長沢陽四郎家蔵文書に「城主家綱(改名義綱)」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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