日本歴史地名大系 「笛堂村」の解説 笛堂村ふえどうむら 奈良県:北葛城郡新庄町笛堂村[現在地名]新庄町大字笛堂葛城川の西、北花内(きたはなうち)村の東方に位置する。永仁六年(一二九八)の西大寺田園目録に「葛下郡廿八条四里卅四坪内六段半 字北土橋」とある「土橋」(小字)は曾根(そね)村(現大和高田市曾大根)との境界に位置する。俗にフエドという。「大和名所和歌集」に「遊(あそぶ)の岡 笛吹村東南の畠の地なり。今は遊田(いうでん)といふ。笛吹のやしろは西にあたれり。笛吹の縁によつて笛堂といふなるべし」とみえ、現に遊田(あそびだ)・火(ひ)ノ脇(わき)・火(ひ)の垣内(かいと)・甘田(かんでん)(神田か)などの小字がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by