日本歴史地名大系 「笠形神社」の解説 笠形神社かさがたじんじや 兵庫県:神崎郡市川町上牛尾村笠形神社[現在地名]市川町上牛尾岡部(おかべ)川最上流部の笠形山(九三九・四メートル)の山腹にある。祭神は須佐之男神・大年神・邇邇芸命。笠形明神とも称され、古くから雨請社として知られる。旧村社。別当寺の天台宗笠形寺は法道の建立と伝え(峯相記)、慈覚大師によって堂塔伽藍が建立されたという(播磨鑑)。笠形山信仰の遺跡で、堂屋敷(どうやしき)・宮屋敷(みややしき)・僧屋敷(そうやしき)・比丘尼の段(びくにのだん)・巫女屋敷(みこやしき)・中の坊(なかのぼう)・鳥居屋敷(とりいやしき)の字名が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報