上牛尾村(読み)かみうしおむら

日本歴史地名大系 「上牛尾村」の解説

上牛尾村
かみうしおむら

[現在地名]市川町上牛尾

下牛尾村の北東岡部おかべ川上流域の山間部に位置し、神東じんとう郡に属した。中世牛尾庄に含まれ、近世初期にも下牛尾村とともに牛尾村と称した。江戸時代を通じて姫路藩領であった。正保郷帳には上牛尾村高六六七石余とみえるが、この高は下牛尾村を含んでいる。貞享元年(一六八四)までに上牛尾・下牛尾の二村に分村(「本多忠国領知目録」本多家文書)。元禄郷帳には「古ハ牛尾村」と注記され、高三一七石余。万治二年(一六五九)から宝暦七年(一七五七)にかけて六度にわたり新田開発が行われ、高一〇石余・反別一町三反余が開かれた(瀬加村誌)。天保郷帳では高四三七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android