笠掛村(読み)かさかけむら

日本歴史地名大系 「笠掛村」の解説

笠掛村
かさかけむら

[現在地名]本匠村笠掛

現本匠村の東端に位置し、番匠ばんじよう川が北西端を流れる。集落は同川沿いと同川支流笠掛川沿いに散在佐伯さいき城下方面からは細田さいた(現弥生町)との境の尾岩おいわ峠越で当地を経て因尾いんび村方面へ至った。慶長一六年(一六一一)の中野村指出帳(佐伯藩政史料)に笠掛村とみえ、高一二九石余。元禄郷帳・天保郷帳では中野なかの村に含まれたと思われる。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)では中野村の枝郷とあり、地内にむかい恵護えご比良ひら天神脇てんじんわき松葉まつば中原なかばる野中のなか津留つる岩原いわばる小屋尾こやのお長野ながのがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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