日本歴史地名大系 「笹井染屋堰」の解説 笹井染屋堰ささいそめやせぎ 長野県:上田市神科地区笹井村笹井染屋堰神科台地北東にある虚空蔵(こくぞう)山(六七二メートル)の北側、堀越(ほりこし)地籍で神(かん)川より揚水し、新屋(あらや)村を流れ、笹井村で流路は大(おお)堰と中道(なかみち)堰の二つに分岐し、その先は更にいくつかの堰に分岐し、神科台地上笹井村と染屋(そめや)村の条里的遺構を残す水田地帯を灌漑している。堰筋のうち虚空蔵山の東側は往古、山崩れのため堰が破壊され、揚水口より小字鴻呂館(こうろかん)地籍までは堰筋が消滅しており、下流で新屋堰より水を受けている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by