笹川 鎮江(読み)ササカワ シズエ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「笹川 鎮江」の解説

笹川 鎮江
ササカワ シズエ


職業
吟詠家 琵琶奏者

専門
筑前琵琶,詩吟

肩書
静凰流家元,吟詠静凰流鳳凰会主宰,日本吟剣詩舞振興会会長

本名
笹川 静江

別名
雅号=笹川 旭凰(ササカワ ギョクホウ)

生年月日
大正12年 10月6日

出生地
東京市 麹町区(東京都 千代田区)

学歴
東京府立東京家政女学校〔昭和15年〕卒

経歴
5歳で筑前琵琶による吟詠を学び、9歳で教授免許を取得、12歳で吟詠界の第一人者・木村岳風に師事。レコード・ラジオ・テレビを通じて、国内外で広く活動。昭和39年口伝の曲を楽譜化し、新しい朗詠法を編み出して静凰流を創流。43年日本吟剣詩舞振興会を設立、副会長、会長を務めた。ステージ衣裳にも工夫を凝らした。持ち詩に「静御前」「祇園精舎」「楠公墓前の作」などがある。

受賞
フランス芸術文化勲章〔昭和63年〕,紫綬褒章〔平成1年〕,リオブランコ勲章〔平成4年〕,勲三等瑞宝章〔平成8年〕 松尾芸能賞優秀賞(第7回)〔昭和61年〕,きもの博士〔平成3年〕

没年月日
平成15年 3月16日 (2003年)

家族
夫=笹川 良一(日本船舶振興会会長)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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