精選版 日本国語大辞典 「静御前」の意味・読み・例文・類語
しずか‐ごぜん しづか‥【静御前】
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生没年不詳。源義経(よしつね)の妾(しょう)。磯禅師(いそのぜんじ)の女(むすめ)で、もと京都の白拍子(しらびょうし)であった。義経が京都堀川第(ほりかわだい)で兄頼朝(よりとも)の刺客土佐房昌俊(とさぼうしょうしゅん)に襲われたとき、機転によって義経を助けた。以後、義経に従い大物浦(だいもつのうら)(兵庫県尼崎(あまがさき)市大物町)から吉野山に逃れたが、山僧に捕らえられて鎌倉に護送された。鎌倉では義経の所在に関して厳しい訊問(じんもん)を受けたが、静は固く沈黙を守ったという。頼朝の妻北条政子(まさこ)は、静が舞の名手であると聞き、鶴岡八幡(つるがおかはちまん)の神前でこれを舞わせた。工藤祐経(くどうすけつね)が鼓を打ち、畠山重忠(はたけやましげただ)が銅拍子(どうびょうし)を勤めた。静はこのとき、「吉野山峰の白雪ふみ分けて入りにし人の跡ぞ恋しき」「しずやしず賤(しず)の苧環(おだまき)くりかへし昔を今になすよしもがな」と、義経への慕情を歌ったため、頼朝の不興を買ったが、政子のとりなしによって事なきを得た。やがて静は一児を生んだが、頼朝はこれを鎌倉由比ヶ浜(ゆいがはま)に捨てさせた。静を主題とした謡曲に『吉野静』『二人静(ふたりしずか)』があり、浄瑠璃(じょうるり)に『義経千本桜』がある。
[鈴木国弘]
(細川涼一)
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…60年代後半以降,東京方面への通勤者が増え,人口も増加している。栗橋駅前に静御前の墓がある。【千葉 立也】
[栗橋宿]
日光道中第7次の宿駅。…
…観世信光(のぶみつ)作。前ジテは静御前。後ジテは平知盛の怨霊。…
※「静御前」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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