笹田原村(読み)ささたばらむら

日本歴史地名大系 「笹田原村」の解説

笹田原村
ささたばらむら

[現在地名]益田市長沢町ながさわちよう

匹見ひきみ川に流入する笹田原溢ささたばらえき川の渓谷周辺に位置し、東は西長沢村、西は猪木谷いのきだに村。江戸時代の支配変遷高津たかつ村と同じ。元和三年(一六一七)の竹村丹後守引渡証文(亀井家記稿本)に村名がみえ、高一〇五石余。古高一〇五石余、寛永一四年(一六三七)の検地高一六六石余(万手鑑)津和野藩の奥筋要路として上納期は賑わったが、村の生産は乏しく、おもに上納半紙の産出によって生活を保った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 匹見 高津 勧請

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android