笹粽(読み)ササチマキ

デジタル大辞泉 「笹粽」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ちまき【××粽】

笹の葉で包んだちまき 夏》
笹の葉でもち米を包み、蒸したもの。きな粉をつけて食べる。新潟県名物

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精選版 日本国語大辞典 「笹粽」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ちまき【笹粽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ささぢまき」とも ) 笹の葉でくるんでつくった粽。笹を三角に畳み、これにもち米とうるち米を混ぜて荒びきにしたものを入れて結び、蒸したもので、砂糖入りのきな粉をつけて食べる。長野県山ノ内町などの名物。笹巻粽。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「人の許より篠粽・せんべい二色送られしに」(出典:宗長日記(1530‐31))
    2. 「猫の子のほどく手つきや笹粽(ささちまき)」(出典:俳諧・八番日記‐文政四年(1821)五月)

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世界大百科事典(旧版)内の笹粽の言及

【ちまき(粽)】より

…江戸時代にはいろいろなちまきが作られていた。《本朝食鑑》(1697)には,あめちまきのほかに,こもちまき,ササちまき,朝比奈ちまきの名が見られる。こもちまきは餅をマコモの葉で俵形に包んで煮るもの。…

※「笹粽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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