笹舟(読み)ササブネ

デジタル大辞泉 「笹舟」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ぶね【×笹舟】

笹の葉を折って舟の形に作ったもの。
軽くて小さい舟。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笹舟」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ぶね【笹舟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 笹の葉で作った舟。笹の葉の両端を折り組ませて舟の形にし、川に浮かべて、流して遊ぶもの。
    1. [初出の実例]「うなゐ子が流れに浮くるささ船の泊りは冬の氷なりけり〈源仲正〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)一七)
  3. 転じて、軽い、小さな船をいう。
    1. [初出の実例]「海中のはなれ嶋。笹(ササ)ぶねのたよりに身を越(こへ)て」(出典浮世草子武家義理物語(1688)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android