笹襞(読み)ササヒダ

デジタル大辞泉 「笹襞」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ひだ【××襞】

はかま両脇の、ひも付けの位置から相引あいびきの上まで斜めにたたみこんだ笹の葉形のひだ。男袴は前に、女袴前後につける。

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精選版 日本国語大辞典 「笹襞」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ひだ【笹襞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 襞(ひだ)の形が笹の葉に似ているところからいう ) 袴(はかま)脇明(わきあけ)にあって、紐付(ひもつけ)のところは幅広く、次第に狭くなって相引(あいびき)のところで消える斜めの襞。男袴は前に、女袴は前後につける。
    1. [初出の実例]「大人襠無し袴〈略〉笹襞の取り方、及び綴ぢ方等、十番馬乗袴と同様」(出典:専門教育裁縫全書(1925)〈東京女子専門学校・<著者>東京裁縫女子校編〉)

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