筆功(読み)ひっこう

精選版 日本国語大辞典 「筆功」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐こう【筆功】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 習字に熟達すること。また、その人。
    1. [初出の実例]「若筆功畢者、唐様可稽古也」(出典異制庭訓往来(14C中))
  3. 書き写すこと。
    1. [初出の実例]「所持仕由申候間、借寄写候。筆功候はば、急々可上覧候」(出典:醍醐寺文書‐(年未詳)(室町)一〇月一六日・大僧正義賢書状)
  4. 書き手に支払う賃金
    1. [初出の実例]「テカキ ニ ficcô(ヒッコウ) ヲ イダシテ アツラエ」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む