筆功(読み)ひっこう

精選版 日本国語大辞典 「筆功」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐こう【筆功】

〘名〙
習字に熟達すること。また、その人。
異制庭訓往来(14C中)「若筆功畢者、唐様可稽古也」
② 書き写すこと。
醍醐寺文書‐(年未詳)(室町)一〇月一六日・大僧正義賢書状「所持仕由申候間、借寄写候。筆功候はば、急々可上覧候」
③ 書き手に支払う賃金
サントスの御作業(1591)一「テカキ ニ ficcô(ヒッコウ) ヲ イダシテ アツラエ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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