精選版 日本国語大辞典 「筆太」の意味・読み・例文・類語 ふで‐ぶと【筆太】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① 文字を肉太に書くこと。また、その文字やさま。[初出の実例]「報物集云、〈略〉ふるき梵字とも大旨ふてふとに書也」(出典:醍醐寺新要録(1620))「見徳秘伝記算木なげよふ〈略〉と筆ぶとにかけ看板」(出典:咄本・蝶夫婦(1777)富突の指南)② そのことに濃く染まること。深みにはまること。また、そのさま。[初出の実例]「最初は本のつきやいから、か様な筆(フデ)ぶとになりまして」(出典:洒落本・契情実之巻後編(1804)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例