筏井竹の門(読み)イカダイ タケノカド

20世紀日本人名事典 「筏井竹の門」の解説

筏井 竹の門
イカダイ タケノカド

明治・大正期の俳人



生年
明治4年10月16日(1871年)

没年
大正14(1925)年3月29日

出生地
石川県金沢

本名
筏井 虎次郎

旧姓(旧名)
向田

別名
別号=此君,四石,雪の村人

経歴
北陸新報に勤務し、後に北一会社に勤務。子規選の「日本」の俳壇に投句し、後に碧梧桐の「海紅」に拠り、明治30年「葦附」を創刊し、高岡俳壇のため尽力した。大正10年、木津蛍雪編で「竹の門句集」が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「筏井竹の門」の解説

筏井竹の門 いかだい-たけのかど

1871-1925 明治-大正時代の俳人。
明治4年10月16日生まれ。39年寺野守水老(しゅすいろう)と富山県高岡に越友会をおこし,「葦附(あしつき)」を創刊。のち河東碧梧桐(へきごとう)の新傾向俳句に共鳴して「海紅」に参加した。大正14年3月28日死去。55歳。石川県出身。旧姓は向田。本名は虎次郎。別号に雪の村人。句集に「竹の門句集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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