精選版 日本国語大辞典 「筑紫櫛」の意味・読み・例文・類語
つくし‐ぐし【筑紫櫛】
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…市津での関料を免除され,諸国を遍歴,交易した御櫛生供御人は鎌倉後期,唐人,傀儡子(くぐつ)による櫛商売の濫妨を停止し,その特権を再保証する蔵人所牒を得た。近木櫛は江戸初期まで名産であるが,平安中期から知られる筑紫櫛も《七十一番歌合》の櫛挽の歌にみえ,山城,摂津,伊勢,長門,紀伊,薩摩などにも櫛作りの職人が分布するようになっている。【網野 善彦】。…
※「筑紫櫛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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