筒取り(読み)どうとり

精選版 日本国語大辞典 「筒取り」の意味・読み・例文・類語

どう‐とり【筒取・胴取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 博打(ばくち)で筒(どう)を取る意 ) 筒親(どうおや)になること。博打の席を貸してその出来高に応じて歩合を取ること。また、その人。胴元
    1. [初出の実例]「肌に付たる金冷る也〈安昌〉 筒(ドウ)取の行末みだるる袖の露〈言水〉」(出典:俳諧・江戸八百韻(1678)何子)
  3. しめくくりをする人。元締。筒元
    1. [初出の実例]「敵役(かたきやく)胴取(ドウトリ)とは」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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