筒木坂村(読み)とうきさかむら

日本歴史地名大系 「筒木坂村」の解説

筒木坂村
とうきさかむら

[現在地名]木造町筒木坂どうぎざか

屏風山びようぶさん砂丘の東部末端に位置する。北に平滝ひらたき村、南は畔屋あぜや村、東に田光たつぴ沼へ注ぐ山田やまだ川がある。西の屏風山砂丘の中に勘助かんすけ沼や治左衛門じざえもん沼その他の沼がある。

天和三年(一六八三)の広須御新田所図に筒木坂村とみえる。「西津軽郡史」によれば寛文年間(一六六一―七三)の開村で、享保一二年(一七二七)木筒木きつづき村を筒木坂村に改称したとある。嘉永三年(一八五〇)の「東奥沿海日誌」には「どうぎ村 陶器坂なるべし。亀ケ岡とうき坂の間の(坂)より、冬よりイテ(凍)どけの後に種々の瓶出る也」とみえ、村名は亀ヶ岡遺跡との関連でつけられたと考えられる。

貞享四年(一六八七)検地帳に筒木坂村とあり、田畑屋敷合せて一四町二反九畝一七歩、村高五八・一九三石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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