箒畑村(読み)ほうきばたむら

日本歴史地名大系 「箒畑村」の解説

箒畑村
ほうきばたむら

[現在地名]鹿角市十和田大湯とわだおおゆ 箒畑

鹿角の北西端、南流する大湯川上流域右岸の黒森くろもり(五四五・九メートル)北東麓に位置。寛政(一七八九―一八〇一)頃の「邦内郷村志」に村名が出、村高一〇五石余でうち蔵分九九石八斗余、民戸三四軒でうち一三軒が堀内ほりない、四軒が赤川あかがわ、五軒が大楽前おおらくまえ。近世後期の花輪御官所村々郡分高書上帳では高一二一石五斗余でうち蔵分九九石六斗余、給人は三人。蔵分のうち平均四石を御山見二名に分与

盛岡藩の命で当村御山守二名と肝煎が提出した御林改書上帳(秋田県林業史)には「藤野平御山杉八本 大滝内両又御山杉十七本雑木二本 大滝内東ノ又御山杉三十三本雑木二十五本桂二本 銚子滝御山杉三十本小杉少々 湯又御山杉五十一本小杉少々桂一本雑木五十本」などとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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