箕輪郷(読み)みのわごう

日本歴史地名大系 「箕輪郷」の解説

箕輪郷
みのわごう

現箕輪町・現南箕輪村及び現伊那市の西箕輪と手良てら地域を一括する地方。平安時代の中頃に成立した蕗原ふきはら庄の領域で、室町時代後半からは箕輪・箕輪郷・箕輪領などとよばれた。

諏訪御符礼之古書に応仁三年(一四六九)の諏訪社上社の花会の頭役として「御堂、箕輪、藤沢遠江守道政、御符礼一貫八百文、使弥五郎、御頭役二拾貫」とみえる。また文明九年(一四七七)の花会の明年頭役として「御堂、箕輪郷、御符祝三貫(一字抹消)百」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android