算用違(読み)さんようちがい

精選版 日本国語大辞典 「算用違」の意味・読み・例文・類語

さんよう‐ちがい ‥ちがひ【算用違】

〘名〙
計算した金額や量などが違うこと。算用をまちがえること。計算ちがい。
初めの心づもりと別の結果が出ること。予想の狂うこと。計算ちがい。
※武道張合大鑑(1709)一「かの町人二百貫目の身上は、其身一代の物産にかぎらず。五代十代も同前にて、おほくは減少すれども、利徳を得る事まれなりとなげくにあらずや。算用違ひかくのごとし」
考え違い。誤った考え。
浮世草子西鶴織留(1694)一「今の世に商ひ事なきと、人毎にいへり。これは大きに筭用違(サンヨウチガ)ひ、むかしとは各別、諸商売多し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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