箱宮村(読み)はこみやむら

日本歴史地名大系 「箱宮村」の解説

箱宮村
はこみやむら

[現在地名]加賀市箱宮町

打越うちこし村の南にあり、村名は鎮守社の名にちなむという(加賀志徴)山代やましろ専光せんこう寺の由緒書によると、累年の争乱寺地を転々とした同寺は大永五年(一五二五)塔尾とのお村に移ったがその後箱宮村に移転、天正年中(一五七三―九二)まで箱宮にあったという。打越村境の「ちゝこ谷」という所には専光寺の鐘が埋没しているという言伝えもある憩紀聞正保郷帳によると村高八三八石余、田方三八町九反余・畑方一四町六反余、物成高二九一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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