箱提灯(読み)ハコヂョウチン

デジタル大辞泉 「箱提灯」の意味・読み・例文・類語

はこ‐ぢょうちん〔‐ヂヤウチン〕【箱灯】

提灯の一。上下に丸く平たいふたがあり、畳むと全体が丸箱に入ったようになるもの。

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精選版 日本国語大辞典 「箱提灯」の意味・読み・例文・類語

はこ‐ぢょうちん‥ヂャウチン【箱提灯】

  1. 〘 名詞 〙 上下に、円形で平たい蓋(ふた)があり、たためば全部蓋の中に納まって箱のようになる大型の提灯。蓋には開閉できる孔があり、ここからろうそくを出し入れする。はこぶら
    1. 箱提灯〈南紀徳川史〉
      箱提灯〈南紀徳川史〉
    2. [初出の実例]「門並や箱挑燈は盆の中〈渓石〉」(出典:俳諧・花摘(1690)下)

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世界大百科事典(旧版)内の箱提灯の言及

【提灯】より

…なお明の《三才図会》にこの籠挑灯と同様のものがみえており,当初は中国から伝来したのかもしれない。火袋の折りたたみできる提灯の使用は文禄年間(1592‐96)ころからで,初めは箱提灯とよばれるものであった。その由来は明らかでないが,これも中国からの伝来であったろう。…

※「箱提灯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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