節線(読み)せっせん

精選版 日本国語大辞典 「節線」の意味・読み・例文・類語

せっ‐せん【節線】

〘名〙 板・膜などの振動で、定常波が存在するときに、不動点の集まりがつくる曲線粉末などを少量ずつ落とすと節線上に集まることがわかる。〔工学字彙(1886)〕

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デジタル大辞泉 「節線」の意味・読み・例文・類語

せっ‐せん【節線】

定常波などで、振幅が零または極小のところをふしまたはせつといい、これを結んでできる線。弦の振動では点、膜や板の振動では曲線や直線となって現れる。

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世界大百科事典(旧版)内の節線の言及

【振動】より

…板や膜の場合,定常波の節にあたる部分は面上の線となる。これを節線という。板の上に細かい砂などをまいておいて振動させると,砂が節線の部分に集まってその形を観察することができる。…

※「節線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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