精選版 日本国語大辞典「節酒」の解説
せっ‐しゅ【節酒】
※蔭凉軒日録‐延徳二年(1490)二月一九日「取二寄一瓶一傾二半盞一。甫云、是我節酒之嚢底也。以二二石一造レ之。毎日用レ之」
※夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「なかなか節酒といふことが行はれるもんじゃない。飲むなら飲む。飲まないなら全く飲まない」 〔晉書‐胡母輔之伝〕
せち‐さけ【節酒】
〘名〙 節(せち)の日を祝って供えたり飲んだりする酒。
※四河入海(17C前)五「春初のことなれば、臘月につくりたるせち酒を飲で花を看ぞ」
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