篠井秀次(読み)しののい ひでつぐ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「篠井秀次」の解説

篠井秀次(初代) しののい-ひでつぐ

?-? 戦国時代漆工
野路善鏡(のろ-ぜんきょう)の父。武野紹鴎(たけの-じょうおう)(1502-55)の塗師(ぬし)となり,棗(なつめ)の塗りなどに腕をふるった。大和(奈良県)出身通称弥五郎。号は善斎。

篠井秀次(4代) しののい-ひでつぐ

?-? 江戸時代前期の漆工。
3代篠井秀次の子。茶人小堀遠州(1579-1647)の塗師(ぬし)となり,おおくの茶器をつくった。とくに中次(なかつぎ)作りの名手として知られる。号は林斎。

篠井秀次(3代) しののい-ひでつぐ

?-? 織豊-江戸時代前期の漆工。
野路善鏡(のろ-ぜんきょう)(2代篠井秀次)の子。茶人古田織部(おりべ)(1543-1615)の塗師(ぬし)として知られる。号は善紹。

篠井秀次(2代) しののい-ひでつぐ

野路善鏡(のろ-ぜんきょう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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