篠入の合方(読み)しのいりのあいかた

精選版 日本国語大辞典 「篠入の合方」の意味・読み・例文・類語

しのいり【篠入】 の 合方(あいかた)

  1. 歌舞伎下座音楽の一つ竹笛を入れた三味線合方切腹述懐など、哀れ、凄み、悲痛な場面に用いる。竹笛は篠でつくった横笛篠入り。竹笛入り。篠笛入り。
    1. [初出の実例]「篠(シノ)入相方 三味せん 草ふゑ 切腹 書置事 あはれなる事に用ゆ」(出典:劇場新話(1804‐09頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む