篠別府村(読み)しのびゆうむら

日本歴史地名大系 「篠別府村」の解説

篠別府村
しのびゆうむら

[現在地名]都農町川北かわきた

名貫なぬき川を挟んで都農町の南に位置し、南には唐瀬からせ(現川南町)原野が広がり、猪窪いのくぼ(現同上)と接する。南北に豊後街道が通る。野別府のびゆう六郷のうち川北郷に属した。寛文四年(一六六四)の高鍋藩領知目録写(高鍋町歴史総合資料館蔵)に村名がみえ、同年の高鍋藩領地覚(隈江家記)では高九九石余。近世中期以降盛んに原野の開発が行われ、天保郷帳では高四九〇石余となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android