日本歴史地名大系 「篠崎」の解説 篠崎しのざき 福岡県:北九州市(旧豊前域)小倉北区小倉城下篠崎小倉城三の丸と田(た)町の南に広がる一帯で、ほとんど家中屋敷で占められた(小倉市誌)。南西部に清水(きよみず)口、南部に篠崎口、その東に蟹喰(かにはみ)口があり、これらの門口を出ると篠崎村に出る。西部に滋(じる)町(上滋町・下滋町)があり、その東に本(ほん)町・馬場(ばば)町が続き、その北に藪(やぶ)ノ町がある。篠崎に屋敷が割られる以前は滋町から筑前口まで池が広がっていたという(鵜の真似)。日帳(永青文庫)の寛永七年(一六三〇)一二月二一日条に「篠崎御鉄炮衆」の屋敷が記される。正保城絵図(国立公文書館内閣文庫)では侍町とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報