簡粗(読み)カンソ

デジタル大辞泉 「簡粗」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡粗】

[名・形動]簡単で粗末なこと。また、そのさま。
「何も彼も黒づくめに、―な飾付がしてあったが」〈里見弴大道無門

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簡粗」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡粗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 飾りけがなくおおまかであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「管仲が器量少しきなるとは、身を倹約に持て簡麁なる者かと云」(出典:応永本論語抄(1420)八佾第三)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐張嘉貞伝〕
  3. 簡単で粗末なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「何も彼も黒づくめに、簡粗(カンソ)な飾付がしてあったが」(出典:大道無門(1926)〈里見弴〉隣人)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む